陥落 風紀委員長

四.山下先生
約21000文字
四.山下先生

 顧問の山下先生は確か採用二年目だから、二十五、六才のはずだ。
 あまりおしゃれに気を遣わないタイプだけど美人な方だと思う。
 とにかく胸が大きい。九十センチは余裕で超えているだろうし、もしかしたら三桁の大台に乗っているかもしれない。
 一度ナマで拝見したいと思っている男子生徒は掃いて捨てるほどいると思う。一年生の時、林間学校のお風呂で見た事があるけど、見事なものだった。
 メロンほどもある乳房が、歩くだけで重たそうに揺れるのだ。
 あの乳房を揉んでみたい人は男女を問わず多いだろう。
 私だって機会があれば確かめてみたいものだ。
 ……まあ、胸のことはいい。
 職員室に出向いたあたしは、山下先生に一連の状況を説明した。
 真佐美さんに誘われた女生徒が何人もJKクラブで輪姦されていること。黒幕は真佐美さんで間違いないこと。忠告しても埒があかないこと。
「JKクラブって、要はスナックやバーの類でしょ。お客さんの目の前で犯されるって事?」
 山下先生は目を丸くしていた。
「現場を見たわけじゃないけど……恐らくは。少なくとも真佐美さんはそうでした。真佐美さんは、犯されているビデオを会員制サイトに公開されてしまったんです」
「そう……」
「奇妙なことに犯された女生徒が何人か、そのJKクラブに出入りしているという話を聞きました」
 あたしは未確認ながら複数の情報が寄せられた案件も、先生の耳に入れておくことにした。
「自分の意思で?」
「はい。真佐美さんに強制されているわけじゃなさそうです。その……わざわざ自分から襲われに行ってるとしか……」
「どういうことなのかしらね」
 山下先生は首をひねった。
「それと……あたし自身も、ええと」
 あたしは口ごもった。
「真田さんまで輪姦されたの?」
 呆れ顔で見られてしまった。
「いえ! あたしは……ち、痴漢されました。真佐美さんの罠に嵌められて……」
 口にした瞬間に言わなければ良かったと思った。後悔先に立たず。さすがに痴漢中の姿をエロサイトに投稿されてしまったことは伏せておいたけど。
「あなたは風紀委員なのよ。それも委員長でしょ。そういう目に遭わないように注意するのは当然でしょう」
 山下先生の口から出たのはお説教だった。
 言っていることは分かる。だけど現実問題として、あの状況でどうやって逃げろと言うの。先生は女性器を弄くられて、それもクリトリスを狙われて平静でいられるんですか。あたしは喉まで出かかった言葉を飲み込んだ。
「そ、それは……いえ、すいません。あたしの不注意でした」
 取りあえず謝っておく。悔しかった。
「隙があるからそういう事をされる。肝に銘じなさい」
「はい。でも、もうあたしどうしたらいいか」
「……」
 山下先生はしばらく考えて、「真田さんは動かなくていいわ。私に任せてちょうだい」と言った。
「分かりました」
 先生なら何とかしてくれるだろう。力及ばずで丸投げになってしまったけど、肩の荷が下りた気がした。
 いくら真佐美さんだって、先生が出てきたら大人しくするしかない筈だ。

 しかし、一週間経っても二週間経っても、ひと月過ぎても山下先生から音沙汰はなかった。
 解決したのならそう言ってくれるはずと、心待ちにしていたんだけど。
 女生徒の被害報告は一定のペースで増え続けていたから、状況はまるで好転していない。
「説得中」「もう少し話をする必要がある」「こういう事は焦っても駄目」
 それとなく訊いてみても、山下先生から返ってくるのは曖昧な返事だけだった。
 本当に動いてくれているのだろうか。
 ある時、二年の女生徒が三日続けて襲われるに至って、あたしは状況を説明してくれるよう強く迫った。
 厄介ごとを押しつけた身で心苦しかったけど、もし先生の手に余るなら、別の方法を考えないといけない。
「……この件は放っておきましょう」
 粘った末に山下先生の口から出た言葉にあたしは耳を疑った。
「はい?」
「もう関わるのをやめましょう。いいわね」
 女生徒が犯され放題されても構わないということ? そう言っているのと同じではないか。
 あたしは信じられなかった。
「ど、どういうことですか」
「そういう事よ。報告が上がってきても対応不要。ファイリングだけしておいて」
「そんな馬鹿なっ。みんなにどう説明したらいいんですかっ」
 山下先生は辻褄の合わない言い訳を並べた末に、職員会議があるからと逃げてしまった。
「……」
 変だ。いつもの毅然とした山下先生と違う。
 あれは『やましいことのある』人間の目と態度だった。
 真佐美さんと何かあったのでは?
 もっとはっきり言ってしまえば、真佐美さんの罠に嵌められたのではないか? あたしと同じように。
 あたしの『女の勘』がそう告げていた。
 それが痴漢なのか強姦なのか知らないけど、その類いのことに違いない。真佐美さんならやりかねないと思った。
「……結局、あたしが真佐美さんとやり合わなくちゃならないのか」
 あたしはため息をついた。

「山下先生もただのメスだったって事よ」
 真佐美さんはあっさりと認めた。
「オッパイ女は珍しくないけど、あれだけ立派なクリトリスの持ち主はそういないでしょうね。お客さんも大喜びだったわ」
 口元を片方だけゆがめてうそぶく。
 やっぱりやられていたんだ……
 あたしは無力感に襲われた。
「そうそう。これ、真田さんに渡そうと思って用意しておいたのよ」
 真佐美さんは鞄の中からDVDディスクを取り出して差し出した。機械的に受け取る。
「あなたも見たいでしょ」
「え?」
「分かってるくせに。山下先生の輪姦現場。ふふ、楽しんで」
 楽しんでだって? 一体どういう性格しているのかしら。やっぱりねじけている。
「じゃね」
 真佐美さんはクスリと笑って背中を向けた。
「待ってよ、ちょっと……」
 どうしろって言うの、こんなDVDもらっても困る。内容が内容だけにその辺に捨てるわけにも行かないし。
 いい処分方法を思いつかなかったので、あたしは取りあえずDVDを鞄に放り込んだ。
「……」
 風紀委員長のあたしが痴漢されて、頼みの綱だった山下先生は輪姦されて。真佐美さんに言っても聞く耳なしで、事件報告だけがたまっていく。
 あと出来ることと言えば、直接そのJKクラブの店長と話をするくらいか。
 危険だから、行くとすればあたし一人になるだろう。
「飛んで火に入る何とやらだわ。犯されて終わりに決まってる」
 犯され姿をビデオに撮られて、エロサイトに晒されるのだ。痴漢された時のように。
「冗談じゃないわ」
 あたしは馬鹿馬鹿しい思いつきを却下した。

 ―― 却下すると言うことは、何もしないと同じだ。だって、誰もこの件に関わってくれないのだから。気のせいかもしれないけど、最近は生徒たちの視線が冷たい気がする。
 何時までそのままにしておくつもりなのかしら。何のための風紀委員なの。
 多分気のせいだ。気のせいに決まってる。
 でも風紀委員である以上、何もしないわけにはいかない。それも分かってる。

 仕方ないので学校帰りにあたしは例のJKクラブに寄ってみた。正確には、近くをうろついてみただけ。一応、行動してみましたって自分に言い訳したかったのだと思う。だって店の人たちに捕まったら輪姦されてしまうし。そんなの勘弁だし。
「あ、あの子は……」
 行ったり来たりしながらぐずぐずしていると、JKクラブの裏口からうちの制服姿の女の子が出てきた。あたしの記憶では、被害が表沙汰になり始めた頃にここで輪姦された二年生だ。ファイルにレポートが上がっていたはず。
 そして、その後も出入りを繰り返していると噂の子でもある。
 上気して口が半開きの顔、ボタンを留め忘れてブラが見えているブラウス。
 丁度風が吹いて短いスカートがまくれ、ナマのお尻が見えた。
 下着を穿いていないなんて。間違いない、今まさに『何かされて』出てきたところだ。
 あたしはしばらく、彼女の後を追って歩いた。
「ごめん、ちょっと話聞かせてもらっていい?」
 繁華街の外れにさしかかったところで声をかける。
「はい? ああ……風紀委員?」
 彼女は緩慢に振り向いた。泣く子も黙るはずの風紀委員に怯むこともなく、トロンとした目つきを向けてくる。
「あなた、あの店に出入りしてるの?」
「たまにね」
 あっさりと認めた。隠す気はないらしい。
「中で何が行われているのか聞かせてもらっていいかな」
「自分で入って見ればぁ?」
 彼女は「うふふ」と笑った。
「……う、うちの女子生徒が何人もあそこで犯されているんだけど。知ってるよね」
「なんだ、分かってるじゃん。あたしもその一人だよ」
「ええと……どうして……」
「何?」
「ど、どうして出入りしようと思うの? だってあそこで……ご、強姦されたんでしょ?」
「輪姦。初めての時は五人がかり」
 女の子がまた「うふふ」と笑う。
「そうねぇ……あたしの中にはもう一人のあたしがいるって分かったの。エッチなことをされたくてされたくてたまらないもう一人のあたし」
「……」
 何となく言いたいことは分かる。あたしも女だし。痴漢された時のことを思い出してオナニーしてしまうことだってある。
「不思議よねぇ、あんなに悲鳴上げて抵抗してたのに、いつの間にか意識飛んでイキまくり。あたしのお股に付いてるマンコのせい。この子ヤバいの。あたしがあたしじゃなくなっちゃうんだもん。うふふっ」
 女がそうなるのは、きっとクリトリスを狙われたのだろう。それしかあり得ない。
 五人がかりじゃどんなに抵抗したところで無駄だ。女の力じゃ為す術もなくクリ豆を掘り起こされて嬲られ放題。
 あたしもやられたから分かる。クリトリスを嬲られたら、女の子は『イク』。本人の意思とは関係なく。捕まった女の子は、相手がやめるまでイキ続けるしかないのだ。
「一度体験してみたらいいじゃん。マジで。風紀委員さんにそんな勇気はないだろうけど」
「そ、それは……」
 見下した物言いにムカついた。喉まで出かかった「あたしだって痴漢にイカされたことくらいある」って言葉を飲み込む。やられ自慢なんて、馬鹿馬鹿しいにも程がある。
「お客さんの前で思い切り叫びながら気持ちよくしてもらえて。我に返れば『可愛かったよ』『色っぽかったよ』って褒めてもらえる。おまけに出演料までもらえる。最高じゃん?」
「だけど痛かったりしないの? その、犯されるんでしょ」
「う~ん、正直いつ犯されたのか記憶にないって感じ。その前に発狂寸前までイカされちゃうから。裸を見られるとか、マンコ開かれてるとか、ホントどうでも良くなっちゃうんだよね。だから犯られる時は穴なんかお汁まみれ。あんた、ずいぶん興味あるんだね」
 あたしは彼女の「ずいぶん興味あるんだね」という言葉にどぎまぎしてしまった。被害者のナマの声を聞いて参考にしたいだけで他意はない。
 今の話で彼女がクリトリスを弄られてイカされたことがはっきりした。『その前に発狂寸前までイカされる』ってことはそれしかあり得ない。
「あ、あたしはただ風紀委員としての職務上……」
「ま、別にいいけどさ。一度体験してみたら考え変わると思うけど? 女だったらね」
「そんなはずないわ」
 あたしは否定した。考えが変わるってどういうこと? あたしが輪姦の虜になるって言いたいの? あり得ない話だ。
「そう固く考えずにやってみたらいいじゃん。何事も経験だよ。悶絶するまでマンコを弄られたら、絶対にやみつきになるからさ」
「……」
 根本的に考えがずれている。話をするだけ無駄だろう。
「と、ともかく、ああいう店に出入りするのは良くないんじゃないかしら」
 言ってみたものの、自分でもまるで説得力がないと思った。
「はいはい。考えとくわ」
 彼女は「ふっ」と笑って背中を向けた。
「……」
 ひらひら揺れるスカートを見送りながら、あたしは複雑な気持ちだった。
 分かったのは、出入りしている本人はちっとも困っていないこと。騒いでいるのはまだ襲われていない女生徒たちと風紀委員だけ。
「本当に放っておいていいんじゃないかしら?」
 そんな気がした。騒いでいる子たちは、誘いに乗りさえしなければ安泰なのだ。
 山下先生だって放っておきなさいと言っているんだし、そうしたって全然問題ない。

 ―― まあ、山下先生は輪姦されてあちら側に『堕ちちゃった』からそう言うんだろうけど。
「輪姦……と言うよりも徹底的にイカされて狂わされるんだ……。そして自分の中のメスに火が付いて抜けられなくなる」
 お堅いはずだった山下先生が堕ちるくらいだから、徹底的にイカされてしまったのだろう。あの二年生の女生徒みたいに。
「もう少し様子見でいいかな」
 そうしよう。あたし一人で空回りしたって仕方ない。

 数日後、一人で風紀委員会の部室に残ってたまった書類をまとめていると、山下先生が様子を見に入ってきた。あちらから自発的にやって来たのは久しぶりだ。
「どんな感じ?」
「相変わらずです。例のJKクラブに関する被害届もたまる一方ですね」
 あたしは皮肉を込めて答えた。
「そう」
 山下先生は顔色一つ変えなかった。あたしの前の席に座って資料をぱらぱらめくって目を通し始める。
「確かに多いわね」
 その口調は他人事だった。学校側の責任者だというのに。犯された女ってこんなに変わるものなのだろうか。
「あの……本当に放置でいいんでしょうか」
 あたしは話を蒸し返した。
「いいわ。何もしなくても」
 山下先生が平然と答える。
「……」
 議論の余地はない。引き結んだ口元がそう語っていた。
「分かりました」
 もうこの人は当てにならない。あたしも黙った。
 やる気がないなら邪魔だから出て行って欲しい。そう思った。
「痴漢の被害も増えているのねぇ。あの路線はどうしようもないのかな」
 しばらくして山下先生が呟いた。
 痴漢……。あたしは聞こえないふりをした。
「真田さんも災難だったわねぇ。あれじゃ逃げようがないものね」
「は?」
 何、その見ていたような言い方。あたしは反応に困った。
 確かに最初に相談した時、あたしも真佐美さんの罠にかかって痴漢の被害に遭ったことを口にした。でも具体的なことまで話していない。
 逃げようがない ―― 全くその通り。弄られて、弄られて、弄られて、あたしは無様にもイカされてしまったのだから。
「ふふっ。ま、いいわ」
 山下先生が笑ってあたしの身体を無遠慮に眺めた。頭から足先まで。
 一部の男子にありがちな、制服の下の裸を探るような嫌らしい目。あたしは不快感を苦労して押さえなければならなかった。
「女に目覚める年頃だもの、ああなるのも仕方ないと思うわよ」
「何を言いたいのか知りませんけど、こっちは忙しいんです。用がないなら……あっ」
 腹が立って嫌味の一つも言ってやろうと思った瞬間、あたしは思い出した。真佐美さんの輪姦ビデオがエロサイトにアップされていると報告したことを。
 もし……もし、山下先生があのエロサイトを見に行っていたら。いや、見ていないはずがない。だってこの先生は犯されてあちら側に堕ちてしまった女なのだ。
 あの会員制サイトには、あたしが痴漢されている現場ビデオがある。先生なら数千円の会費くらい払えるだろう。
 あたしを知っている人なら、たとえ目線処理してあっても、痴漢されている女生徒が誰なのか気付くと思う。同性なら尚更だ。
 見られた。
 あたしはやっと山下先生の笑いの意味に気付いた。
 『ああなるのも仕方ない』 ―― その言葉が全てを物語っていた。
 山下先生は痴漢にマンコを弄られてイカされるあたしの痴態を見たのだ。
 真下から撮影された剥き出しのマンコも、ワレメの中からクリトリスを掘り出されるところも、そのクリトリスを弄られて失禁してしまうところも、とうとう我慢出来ずにイッてしまったところも、膣穴からだらしなくお汁を垂らしたところも全部。
「し、失礼しますっ!」
 いたたまれずに部屋を飛び出した。混乱したまま廊下を走る。
 すれ違った生徒たちが何事かと脇によけた。
 規則では廊下を走ってはいけないんだけど、それどころじゃなかった。



 その一週間後、山下先生の授業の時だった。前半にミニテストがあって、山下先生が軽い足音を立ててみんなの机の間を行ったり来たりしていた。
 あれ以来、山下先生は部室に顔を出していない。あたしは平静を装っていたけど、気まずくて先生とは目を合わせないようにしていた。
 答案用紙を埋めてぼんやりとしていたあたしは、前の席の男子がスマホを山下先生のスカートの下に入れてシャッターを切るところを見てしまった。
 この手の盗撮は日常茶飯事で、大抵の女生徒は一度は自分でも気付かない間にやられているはずだ。男子はもちろん、女子同士でもふざけてスカートの中を撮ってからかったりしている。
 本来ならとっちめてやるところだけど、あたしの心に浮かんだのは「山下先生ならスカートの中を撮られるくらいどうってことないでしょ」だった。
 あたしの中で、山下先生は敵として認識されている。
 ま、いっか。あたしは関知しないことにした。
 大人の色気漂う山下先生の下半身だ。さぞかし素敵な写真が撮れたことだろう。
 そして授業が終わった休み時間、男子たちが教室の隅でどよめいていた。
「うはっ、ノーパンだぜ」
「マン毛生えてないってどういうことだよ」
 うそ……あの先生、下着も穿かずに教壇に立っていたの!? どれだけ闇堕ちしたんだろう。
 馬鹿な女。そのマンコの写真、あっという間にみんなに転送されて広まってしまうのに。
 輪姦された女ってそんなもの? あたしは呆れてしまった。
 だけど「生えてない」のはおかしい。林間学校のお風呂で見た記憶では、普通に生えていたはず。
 JKクラブで無理矢理剃られちゃったのでは? それしかない気がした。
 一体この先生、どんな輪姦され方したのかしら。
「そうだ、真佐美さんにもらったDVD……」
 あたしは鞄の中に放り込んだままだったことを思い出した。
 見てみたい。そう思った。
 あっちがあたしの痴漢動画を見たんだから、こっちにだって見る権利はあるだろう。


 家に帰って自室にこもると、あたしはDVDをセットした。もちろん音声はヘッドホンだ。
 真佐美さんの時と同じく、ちょっと薄暗い店内。その片隅に人だかりが出来ていて、暴れる女性の足先が見え隠れする場面から始まった。
「何するのっ 嫌ぁぁぁっ」
 思った通り金切り声の悲鳴だった。間違いなく山下先生の声だ。めちゃくちゃ焦っている感じ。
「ひゃぁぁぁぁっ」
「押さえろ、押さえろ」
 激しく抵抗する脚がちらちら見える。見覚えのあるスカートの柄も確認できた。
 取り囲んだ人垣の真ん中には裸に剥かれている最中の女体。これだけの人数に囲まれてしまったら、まず逃げられないだろう。
 何だかゾクゾクした。
「ひぃぃっ、やめなさいっ!」
 何をされているのか確認したくても人垣が邪魔だった。特に手前の太った男。こいつが視界不良の元凶だ。
 やがて、足先に絡まった白い布きれがひらひら揺れ始めた。山下先生、下着を脱がされてしまったみたい。
 画面がぶれるのではっきりしないけど、下着だけじゃなくてストッキングの残骸と合わさったもののようだ。
 それにしても人だかりの背中ばかり見せられてストレスがたまる映像だった。その内側でされていることが見たいのに。
 カメラが少し寄って男の脇の隙間から中を撮影しようと試みた。
「ひぃぃぃぃぃっ!」
 目をこらしていると、チラリと白い肌と黒い影が見えて、また男の背中に隠れてしまった。
 どうせならちゃんと見せてよ。あたしはリモコンを持って一時停止させ、スロー再生してみた。
「なるほどね……」
 思った通りだ。
 一瞬見えたのはスカートを捲り上げられた腰部で、黒い影は山下先生の恥毛。林間学校のお風呂で見た記憶と一致する生え方だった。密度は普通で、ワレメの中心線に沿ってもやっと陰りが続いている感じだ。
 男の手が下着にかかっており、正にマンコを露出させられた瞬間を捉えていた。
 DVDのカウンターを見ると十八秒しか経っていない。
 襲われた真佐美さんもそうだったけど、女なんていとも簡単に裸に毟られてしまうものなのだ。あたしだって痴漢された時は「どうしよう、どうしよう」と焦っている間に下着を降ろされていたし。
「……やっぱり生えてる」
 昼間男子たちが騒いでいたけど、この時点で山下先生はちゃんと恥毛が生えていた。
 やがて手前の太った男が動いてくれたので、内側がはっきりと見えるようになった。大変有り難い。
「嫌ぁぁぁっ!」
 スカートを腰の上まで捲られた、下半身裸の女体。
 下着を脱がされた山下先生、メチャメチャ抵抗してる。まさに必死という感じ。
 そりゃそうだ、あたしだっていきなり襲いかかられたらパニックに陥って暴れまくるだろう。
 手足はそれぞれに押さえられていて、黒い恥毛が忙しく上下にぶれる。太腿に絡まるストッキングの残骸がエロかった。
 ブラウスの下では、ボリューム感あふれる盛り上がりが重たそうに揺れ動いていた。先生のトレードマークの巨乳だ。多分、暴れたせいでブラジャーからこぼれてしまっているのだろう。乳首のぽっちがかすかに透けて見える。
 下では先生の両脚を開かせようとしているようだ。斜め横からの映像でも、足が大きく拡がっていく様子が確認できた。
 きっと足元にいる男たちは、いい眺めに違いない。
「やめてぇぇぇっ!」
 先生の上半身側から手が伸びて、ブラウスのボタンを外し始めた。しかもうちの制服姿の女の腕。顔は映っていないけど、あの肌の感じはおそらく真佐美さんだ。
 ブラウスの内側から大きな大きな膨らみが姿を見せる。左右それぞれに意思を持った軟体生物が、揺れ動きながら外に出たがっているよう。
「やっぱり」
 思わず笑ってしまった。思った通り、山下先生のメロンサイズの乳房は両方ともブラジャーから飛び出していた。
 色合いの薄いくっきりとした大きな乳輪に対して、乳首は標準サイズだった。
 山下先生の乳房は歩くだけで揺れる。その大きな乳房が波打つように上下左右に揺れ動いている。

「そこは嫌っ! あああっ!」
 焦ってもがく女体が見え隠れしていた。
 股間に手が伸びて、何かしているようだ。
 ムッチリとした太腿に力が入ってピクピクしているが、何本もの腕に押さえられて抵抗しようとしても動けない。
「キィッ! 嫌ぁぁぁぁぁっ! あああっ!」
 それでも山下先生は必死の抵抗だった。
 腰の部分が何度もガクガクと上下にぶれる。
「いひぃぃぃぃっ!」
 股間に伸びた指先が忙しく何かしていた。
 時々下卑た笑い声が上がる。
 はっきりと確認出来ないけど、女のこの悲鳴と反応。
 あたしはクリトリスを剥かれているんだろうと思った。
「きぃぃぃぃっ! きぃぃぃぃっ! きぃぃぃぃっ!」
 そんな中で、山下先生が金切り声を上げてそれまでの倍も腰を高く突き上げながら、太腿を震わせた。
 股間で動いていた指先が、「ここを見て」とばかりに一点を指差す。
 指差す先は丁度ワレメの真ん中か、ちょっと上あたりの位置だ。
 画面が天井カメラに切り替わって、襲われ中の山下先生の全身が初めて明らかになった。
 先生は思ったよりも足を大きく拡げられていた。婦人科の診察台に乗せられたくらいの感じ。
 ワレメが弾けて開き、恥毛越しに飛び出たクリトリス亀頭が映っている。あたしは真佐美さんの「あけだけのクリトリスの持ち主は珍しい」という言葉を思い出した。
 山下先生はクリトリス器官が大きい事は確かだ。自分と比べても、サヤが『太い』のだ。倍以上ある。
 上からの映像では小陰唇は見えなかった。
 多分、足元にいる男たちからは小陰唇どころか尿道口と膣穴まで見えているんじゃないかな。要するにワレメの中に収まっているモノ全部。
 乳揺れがすごく目立つ。
「アヒィィィィッ!」
 先生の上半身側に陣取っている制服姿の女は、やはり真佐美さんだった。その真佐美さんの前で、悲鳴を張り上げて顔を歪ませる山下先生。
 女教師が教え子の前であんな顔して恥ずかしくないの。一瞬そう思った。
「あああああっ!」
 真佐美さんに巨乳を捏ね回される山下先生。悔しがって身体をひねっているけど押さえつけられてどうにもならない。
 抗う術もなく乳房を揉まれ、乳首を摘ままれ、タプタプ揺らされて笑われる。かなり哀れな状態だ。
 足元側の人だかりを押しのけて、別のカメラ担当が足の間に入る様子が映った。直後、画面がドアップのマンコに切り替わる。
「うわぁ……」
 つい声を出してしまった。いきなり鼻先に他人の女性器を突きつけられたようなもので、さすがに引く。でもあたしは目を逸らさなかった。
 見てやるんだ。見られたんだから見てやる。
 弾けて中身を全部晒した陰裂。本当に何もかも丸見えだ。なるほど、男の人たちはこの状態を見ていたわけか。
 女性器の向こう側に、真佐美さんに揉み回される乳房がしっかり映っているのがご愛嬌だった。山下先生もワレメの中身を晒していることを自覚しているらしく、恥部を隠そうとあがいていた。もちろんそれは無駄な努力なんだけど。乳房の隣に開いたり閉じたりの手のひらが映っている。
 クリトリス丸剥け。丸々とツヤのいいクリトリス亀頭が露出して起立している。
 さっきの焦った反応は、まさにクリトリスを剥かれる時のものだったのだ。
 ビクンと身体を仰け反らせたのが、抵抗空しくクリトリスを剥き上げられた瞬間。
 左右対称で肉付きのいい大陰唇が楕円形に口を開けていた。小陰唇の形も左右対称。皺が少なくてぽってりとしている印象だ。色はあまり使い込んでいない感じで薄め。
 恥毛は薄くはないけど生えている範囲が狭いと思う。ワレメのI字に沿って上の方に延びていて、横方向の拡がりが少ない。それでもあたしよりは生えていた。
 全体的に余分な襞が少なくて、パーツごとの境目がはっきりした女性器官だった。ここからここまでが小陰唇、ここからはクリトリス器官。そんな感じ。
 小陰唇が輪のように盛り上がり、膣前庭部もすっかり見えていた。尿道口も膣穴も丸見えだ。貫通済みかどうか……それは見ただけじゃ判断できないけど、すぐに明らかになるだろう。
 クリトリスは真佐美さんの言葉通り、キングサイズ。あたしの数倍はありそうだった。
「ひぃぃぃぃぃっ!」
 剥き出しのマンコに向かっていくつものスマホが向けられ、何度もシャッターを切っていた。身体全体がすっぽり入るくらいのライトで照らされているから、さぞかし写りもいいことだろう。
「先生のくせにマンコ晒されちゃって」
 意地の悪いつぶやきが出てしまった。

 脇から男の指が伸びて膣穴に挿入された。最初は一本、続いて二本。それから穴の周りにローションが塗りたくられて電動バイブが突き刺された。深々と根元まで。
 山下先生はヒィヒィ叫ぶけど、どうすることも出来ない。
 男がスイッチを入れると、ピンク色をした筒状の物体がクネクネと卑猥に動き始めた。バイブには『熊ん子』と呼ばれるクリトリスを刺激するための突起が付いており、男がその先端を先生のクリトリスの根元にあてがった。
「アヒィィィィッ!」
 膣穴に異物を咥えさせられてもがく先生の身体を、男たちが押さえつけた。
 蠕動する異物に膣内を掻き回される山下先生。
 この反応は恐らくバイブ本体よりも、クリトリスを刺激する『熊ん子』のせい。だって、クリトリスが押し上げられて起立しているし。完全に根元にハマっている感じだ。
 いきなりあんなモノにクリトリスを刺激されたら、暴れるに決まってる。失禁してしまっても仕方ないところだ。
 そして、女は穴に入れられた異物を自力で排出できない。そのことがよく分かる眺めだった。
 バイブを押さえていた男が手を離しても、突き刺さったバイブはそのまま。どんなに悲鳴を上げようと、どんなに腰を振り立てようと、太腿に筋が浮かぶほど力を込めようと、抜ける気配はなかった。
 意に反してこんなものを突っ込まれるのだから、強姦の一種だろう。
 バイブを排出しようと無駄にもがく山下先生を、男たちと真佐美さんが笑って見ている。

 山下先生の恥丘部分にシェービングクリームが塗りたくられた。連中は先生の穴に電動バイブを突っ込んだまま、恥毛を剃り上げるつもりらしい。
 いきなり裸に毟られて公開でマンコの毛を剃られる。女としては相当に屈辱的だ。
 普通なら、女性が恥毛を剃られるのは出産時と盲腸などの手術前くらいだと思う。こんな体験をする女性は滅多にいないだろう。
 ジョリジョリ。ジョリジョリ。
 シェーバーが巧みに先生の恥毛を剃り落としていく。膣穴部分から始まって上の方向へ。派手な指輪をした男の手が忙しく動く。
 この人、一体何人の女をツルツルに剃り上げてきたのだろう。先生がもがいても、まるで動じない。
 先生の大きなクリトリス亀頭が、電動バイブの振動でぶれて見えた。それだけ『熊ん子』がガッチリとクリトリスを捉えているという事だ。
 女の指先 ―― 真佐美さんに違いない ―― が伸びて、クリトリス根元あたりの三角フードを丁寧にめくり上げた。
 わずかな間に、ただでさえ大粒で目立つ先生のクリトリスが、さらに膨らみかけていた。剥かれたクリトリスがワレメの中央で大きく盛り上がり、接続する二枚の小陰唇も引っ張られて持ち上がって見えた。その小陰唇のクリトリスに近いあたりも、振動に巻き込まれてぶれているのだった。
「ひぃぃぃぃぃっ! ひぃぃぃぃぃっ!」
 すごい悲鳴だ。山下先生、恐らく『熊ん子』に気を取られてマン毛を剃られている自覚がないのでは。
 尿道口から短くシュッと小水が飛ぶ。
 山下先生の陰裂の下半分を剃り上げるのに要したのは一分ほどだった。タオルで付着した恥毛の残骸が拭われると、ツルンとした皮膚が露わになった。遮る物なしの女性器官は、まさに『ナマモノ』。生々しくそして卑猥だ。
 続いて男の指が陰裂の上半分を拡げて皺を伸ばし、恥毛が密集した部分を素早く綺麗にしていく。そこは『ヘリ』さえしっかり伸ばせば中にはクリトリスのサヤしかないから、剃るのは簡単。恥丘部分は言うに及ばない。
「あああああっ! ひぃぃぃぃぃっ!」
 山下先生は暴れ通しだ。仰向けで股をこじ開けられた体勢のまま動けず、体幹部分がガクガク揺れながら抵抗し続ける。もちろんクリトリスに密着した『熊ん子』は外れない。
 シュッ、ピュッ。小刻みに尿道口から小水が飛んでいた。
 失禁しながら恥毛を剃られる女教師。
 このビデオをスカートの中を盗撮していた男子たちに見せてやったら、何人かは射精してしまうんじゃないか。そんな気がした。
「嫌ぁぁぁっ!」
 八割方恥毛を剃り落とされたマンコの向こうで、真佐美さんが乳房にイタズラしている様子が映っていた。揉んで捏ねて乳首を摘まんで。
 バイブに反応したのか真佐美さんに摘ままれたせいなのか、先生の乳首は両方ともぷっくりと膨らんでいた。乳暈が盛り上がって乳首がピーンと立った様子は、ほ乳瓶を連想させる眺めだった。
「あああっ! あああっ! ひぃぃぃぃぃっ!」
 普段偉そうにしている山下先生の惨めな姿を目の当たりに、あたしも無意識に太腿が動いてしまっていた。無理矢理クリトリスを弄られる感覚を身体が覚えていて、マンコが熱くなってくるのを止められない。
 襲われる同性の姿に興奮しているってどういうことだろう。あたしはこういうのが好きなのだろうか。不思議な気がした。
 あたしも真佐美さんや二年生の女生徒と、本質的に同じなのだろうか。
「分かんない……」
 ほとんどツルツルにされた山下先生の女性器を見つめながら、自分で自分が分からなかった。
 あたしだって女だし、襲われたら同じような姿になるのに。
 いや、山下先生が痴漢されるあたしの動画を見て楽しんだように、こっちにも見る権利がある。だから意味合いとしては仕返し。
 あたしは自分を納得させて、山下先生のマンコの中身を皺一つまで記憶に焼き付けるつもりで凝視した。

 大の字に押さえつけられた山下先生は諦めずに抵抗を続けている。ヒィヒィ叫んで何度も何度も腰を突き上げ、乳房をタプンタプンに踊らせて。
「ひぃぃっ! ひぃぃっ! あぁぁぁぁはぁぁぁぁっ!」
 山下先生、こんなはしたない悲鳴を上げちゃうんだ。悲鳴顔を真佐美さんに見下ろされていてすごく惨め。
 膣穴に突っ込まれたバイブが効いていることは明らかだった。だってクリトリスがぷっくり膨らんでワレメから飛び出ているし、ずっと振動でぶれっぱなし。
「ひぁっ! くひぃぃぃぃっ!」
 イキそうなんだろうな。お気の毒。
 多分我慢しきれないだろう。あたしだって同じことをされたら我慢できない。クリトリスがぶれるほどバイブを当てられたらひとたまりもないと思う。
「あぁぁぁぁはぁぁぁぁっ!」
 ひときわ高い悲鳴と共に、山下先生のツルツルマンコからオシッコが噴き出した。プシャーッと音を立ててすごい量の小水が放物線を描いて飛ぶ。
 もちろん押さえつけられたままだから、みんなに観察される中での大失禁。大きな乳房をタプンタプンに踊らせながら、山下先生は半狂乱だった。
「抜いてぇぇぇぇっ!」
 ツルツルに剃り上げられて具が丸見えのマンコがいやらしかった。まさに『女』って感じで。
 ズッポリ挿入されたバイブの根元に、しっかりと小陰唇が絡み付いて咥え込んでいる。そして膣穴の下端には白っぽい液体のぬめり。
「あぁっ、あぁっ、抜いてぇぇぇぇっ!」
 先生と言ったって所詮はただの女。こんなことされてるのに、マンコ濡らしちゃって。
 思わず意地の悪い笑みが浮かんでしまう。
 膀胱が空になるまで失禁して尿道口が開いてしまっているのに、バイブは入れられたままだしクリトリスもぶれたまま。
 山下先生はどこまで我慢できるだろう。たぶんイクのは時間の問題だ。絶対に我慢なんか出来っこない。
 手足を押さえつけられた女体が、何度も腰を突き上げて仰け反っては身体をローリングさせる。
「くきぃぃぃっ!」
 カメラがバイブを咥えさせられたマンコを正面からアップで捉えた。
 ツルツルに剃られた恥部の様子が、あらゆる角度から暴かれる。
 大きなクリトリス亀頭が艶光りして膨らみ、ワレメから盛り上がって天井を向いていた。
「あひぇぇぇぇぇっ!」
 泡を吹いて悲鳴を張り上げる山下先生。
 顎のすぐ下には猛烈に揺れ動く乳房。揉まれていないと言うことは、この乳揺れ姿も含めて晒し者にされているのだ。
 真佐美さんも初輪姦ではすごい勢いで乳房を揺らしていたけど、比較にならなかった。悔しいけど、あたしには真似出来ない。
「あはぁぁぁぁぁっ!」
 突然、絶叫しつつ大きく仰け反った先生の腰がストンと落ちた。ぱっと肌に桜色が差す。
 周囲から歓声と拍手が起こった。
「くひぃぃぃっ!」
 その拍手も鳴り止まぬうちから、先生が立て続けに腰を突き上げる。
 だってバイブのスイッチが入ったままだし、クリトリスもぶれたまま。
「イッてる、イッてる」
 真佐美さんの手が伸びて、『熊ん子』が正確にクリトリス亀頭の真下に当たるように調節する。
 カメラが膣穴に寄ると、充満したお汁が溢れかけていた。
 泡立つ白っぽい液体が膣穴から肛門にかけて、べっとりと付着している。
 揺れまくりの乳房もまた明らかに湿っていた。先生がイッたと同時に乳汁を噴いたのだ。
「ひぃぃぃぃぃっ! あひぃぃぃぃっ!」
 押さえつけられたままだから、先生はイキッぱ状態だった。
 一番効いているのはクリトリスに当たった『熊ん子』であることは明らかだ。
 あたしだって同じことをされたら我慢出来ないと思う。

「……」
 気がつくとあたしは下着を脱ぎ捨てていた。
 指先を陰裂に差し入れて、クリトリスの周囲を押すように刺激する。
 それだけじゃ満足出来ず、ベッドに仰向けになってスカートを捲り上げ、大きく脚を開いた。山下先生に負けないよう、股間が軋むほどの大股開き。
 そしてモニター画面に向かって自分のマンコを掻き拡げ、包皮の中からクリトリスを掘り出した。
 ああ、気持ちいい。こうしていると自分まで暴行されている気分だ。
「キィィィッ!」
 金切り声に目をやると、山下先生がクリトリスを弄くられていた。
 手を伸ばしているのは真佐美さんを含めて三人くらい。
 生クリトリスを摘まんで揉んでつついてイキッぱ状態に固定してしまう。先生がヨダレを垂らそうが乳汁を撒こうがお構いなしだ。
「くきぃぃぃっ!」
 開きっぱなしの尿道口がパクパク動いていた。
「あああっ!」
 山下先生の『惨状』を見ながら、あたしもはしたない声を上げてイッてしまった。我慢出来なかった。
 誰かあたしを押さえつけてイタズラして欲しい。気が変になりそうな感覚に丸呑みされ、イッてるのにクリトリスを弄り続ける。山下先生と同じようにされたかった。
 先生が暴行されている限り、あたしも指を止めない。そうすれば先生が味わっている快感を体験することが出来る。そう思ってあたしは夢中でオナニーを続けた。こんな事、痴漢にイカされた後だってしなかったのに。
 途中で意識がふっと遠のいた。軽く失神してしまったみたい。
 そして画面を見ると、山下先生はまだクリトリスを弄られて絶叫していた。
 膣穴が濡れてトロトロだったので、ティッシュで何度も拭わないとシーツを汚してしまいそうだった。でもいくら拭いてもあたしの穴からは止めどなくお汁が溢れ出してくる。
 山下先生も同じだった。穴の位置が分からないくらいにお汁を垂らして悶え狂っている。
 シャツにシミが浮いているのを見つけてしまったと乳房をはだけると、しっかりと乳汁が滲んでいた。ピーンと乳首が硬く尖って脈打っている。
「はぁっ、はぁぁっ」
 山下先生が男たちに犯され始めた。
 あたしも対抗して膣穴にズッポリ指を突っ込んで掻き回す。
 ヌチャッ、クチュッ。嫌らしい音が響いた。
 山下先生が犯されているので、あたしもイッても指を止めない。
 どんなにお汁が飛び散ろうと、意識が遠のきそうになろうと抜き差しを続ける。輪姦される女は相手がやめるまで逃れられないんだから、あたしもそうするべきだ。
「ヒィッ、ヒィッ、ヒィッ」
 先生の悲鳴なのかよがり声なのか分からない声が耳につく。
 いつしかあたしも、ヒィヒィと声を上げていた。
 どうして襲われる女って「ひぃっ」て言うんだろう。よく分からないけど、気持ちと肉体の状態を言葉にするのに、それ以上にぴったりの表現を思い付かない。
「ヒィッ、ヒィッ、ヒィッ」
「ひぃっ、ひぃっ、ひぃっ」
 山下先生の声とあたしの声がハモる。
 ああ、もう体力の限界だ。あたしの方が若いのにな。
 壁の鏡に目をやると、大股広げた女が夢中でマンコ穴を掻き回して仰け反っていた。
 どうやらあたしの負けっぽい。山下先生はまだ犯され中なのに。
 そして気が遠のいていく。


 以来、あたしは山下先生にからかわれても気にならなくなった。
 あっちは優位に立っているつもりらしいけど、とんでもない。あたしの瞼の裏には、先生の女性器がドアップで浮かんでいるのだ。
 押さえつけられてクリトリス弄られちゃったくせに。イキながらお乳噴いていたくせに。
 これがヒィヒィ叫びながらマンコの毛を剃り上げられた女の顔。
 あたしはついニヤついてしまいそうになるのを押さえなければならなかった。

 それでも風紀委員の活動報告があるから、表面上だけでもうまく付き合っていく必要があった。風紀委員長と顧問の先生という関係は変わらない。
 週一の報告を上げに職員室に向かった時のことだ。その日は会議が長引いて、閉門ギリギリの時間だった。
 職員室のドアに手をかけた時、あたしは山下先生と真佐美さんが話をしているのを見つけた。
 正しくは座った山下先生の後ろに真佐美さんが立って、ブラウスの胸元に手を突っ込んで乳房を揉み回していた。
 床に書類が散らばっている。多分、仕事中に後ろから不意を突かれたのだろう。
 どれだけ抵抗したのか知らないけど、山下先生は目をとろんとさせて大人しく乳房を揉み放題されていた。
 馬鹿ねえ、輪姦されちゃって。真佐美さんのささやきに山下先生がかぶりを振る。
 あたしのクラスの子が見てたんだけど。現場のスマホも撮ってるんだけど。真佐美さんがスマホを操作して画面を先生の目の前に突きつけた。
 ほぅら、これなんか先生のツルマンくっきりだよね。山下先生は目を見開いて画面を見つめ、「だって」と言い訳した。
 用具室って超危ない場所だって知ってるでしょ。ちゃんと抵抗したの? 山下先生が頷く。
 悲鳴上げた? また頷く。
 どうやら山下先生、あたしの知らないところで輪姦の被害に遭ったたらしい。
 真佐美さんが言うように、用具室の類いは女の子が襲われる危険が高い場所だ。
 輪姦事件はもちろんあるけど、一番ポピュラーなのはカイボー。捕まったら最後、まず逃げることは不可能。
 抵抗空しく裸に毟られ、マンコを拡げられて弄られる運命にある。
 体育用具室、理科準備室、空き教室。風紀委員会に集まった情報から逆算すると、女の子の三人に一人は在学中にそこでマンコを提供させられるはずだ。教育実習生に至っては、七割の確率で襲われてしまう。
 ねえ、イッた? 山下先生は一呼吸置いて首を縦に振った。「だって」とまた言い訳を始める。
 そっかぁ、ワレメの中身をバキュームされてクリトリスを吸い出されたんだ。真佐美さんがクスクス笑い、服の下で乳首を転がされる山下先生がピクピク反応した。
 クリトリスは先生の弱点なんだから、死守しないと駄目でしょ。
「だって下着を降ろされてすぐにマンコに吸い付かれてしまって……ワレメの中身の柔らかいところ、全部吸い出されてしゃぶられて気が変になって……」
 小陰唇を吸い出されたんだ。アレは効くよね、もがいても小陰唇って伸びるばかりで逃れられないし。
 じゃあ、クリトリスをチュウチュウ吸われちゃったのかな?
 山下先生が赤くなって頷いた。
 この先生、生徒にクリトリスを吸われたんだ。あたしの脳裏でDVDが再生される。
 でもまあ分かる。複数人に押さえつけられたら、女としてはどうしようもないのだ。あたしだって同じ状況になれば、無事ではいられないだろう。
 うんうん、分かるよ。私も経験者だから。真佐美さんが先生の耳元で慰めてやっていた。
 調子に乗ってブラウスの前を拡げてブラの中から巨乳を掻き出して拡げ、餅みたいに捏ね回す。
 先生は胸を突き出して乳房を捏ねられて鼻声を出していた。
 あたしは先生の両乳首が乳汁で白く湿っていることに気付いた。
 あれじゃ膣穴も濡れてトロトロだろう。
 輪姦されたいよね?
 真佐美さんの囁きに先生が何度も頷いた。
 じゃあ今日は十九時過ぎまでに店に来て。
 山下先生は、嫌々ではなくて待ちきれない様子だった。
 だってハァハァ言いながら脚が開いちゃってるし。もっと捏ねてとばかりに胸を反らせているし。
 そこまで覗いて、あたしは報告を諦めて踵を返した。明日にでもまた来ればいい。
 レイプ堕ちした女が二人。この状況で下手に声なんかかけたら、誰もいないのをいいことに押さえつけられて裸にされかねない。
 二人には痴漢ビデオを見られているけど、生マンコを提供するつもりなんか毛頭なかった。

 家に戻ってからも、あたしはずっとレイプについて考えていた。
 女ってのはそういう生き物なのかも。
 強烈な快感を身体が覚えてしまって、決して忘れてくれない。無理矢理だろうと関係ない。イッてしまったことは事実なんだから。
 昨日のオナニーの後だって、あたしが気を失ってからも山下先生はクリトリスを弄られ通しだったのだ。
 発狂寸前までクリトリスを弄られ続けた女が堕ちるのも頷ける。そう思った。
 真佐美さんも同じことをされて堕ちたはずだ。見たのがサンプル動画だから分からないだけで、会員用のフルサイズビデオ版には徹底的にクリトリスを弄られる真佐美さんの『惨状』が記録されている可能性が高い。
 もしあたしだったらどうなっただろう。押さえつけられて、延々とクリトリスを弄られるあたし。イッてもイッてもクリトリスを弄られてしまったら……。
 オシッコを漏らしても乳汁を噴いても、解放してもらえないあたし。
 想像しただけでワレメの内側が熱くなってクリトリスが膨らみ始める。
 どうして? 答えは簡単だ。痴漢に弄られた時の快感を身体が覚えているから。だから、理性とは関係なく反応してしまうのだ。
「堕ちない……自信はないかな」
 あたしは呟いた。
 昼間は真面目な風紀委員長。その正体は放課後になると刺激を求めてJKクラブに通い詰めるレイプ堕ち女。
 ありうる。充分にありうる。あたしは苦笑いするしかなかった。
「輪姦かぁ……」
 時計を見ると二十時過ぎだった。
 今頃、山下先生は襲われている真っ最中だろう。そう思うとまたお股がムズムズした。
「またあの大っきなクリ豆弄られて、お乳振り乱してるのかな」
 脳内で勝手にDVDの再生が始まる。
 きっと本人はお汁まみれでヒィヒィ叫んでいるに違いない。
 昼間は校内で輪姦。夜にもJKクラブで輪姦。輪姦漬けで充実した一日……。
「あれ?」
 何だか面白くない。あたしは自分の嫉妬にも似た気持ちに気付いて戸惑った。
 あたしの方が若くてピチピチの女子高生なのに。
 あたしだってマンコ開かれて包皮をめくられたら、ピンク色のクリトリスが出るんだから。
「……なんか変」
 寄ってたかってヒン剥きにかけられるのってどんな気持ちなんだろう。って言うか、自分の格好を気にする余裕なんてあるんだろうか。気にしようとしまいと、自分の意思とは関係なくマンコ晒されちゃうわけだから、ええと……。
 一回だけなら試していいかな。体験してみないと分からない事って多いし。
 でも真佐美さんと山下先生に犯され姿を見られるのだけは勘弁。
「くっ……」
 ちょっと何考えてるのよ。あたしは頭を振って妄想を振り払おうとした。
 周りがレイプ堕ちした女だらけで、感覚がマヒしているに違いない。
 取りあえず、明日の予習だ。
 でも一度浮かんだ妄想は、濡れ落ち葉みたいに意識にへばりついて離れてくれなかった。

 気合いが入らないまま勉強して、時計を見ると二十二時になっていた。
「気分転換しようかな」
 あたしは散歩がてら、コンビニまで出かけることにした。
 部屋着のまま生足のミニスカート。一応用心して人通りの少ない道は避ける。
 途中の雑居ビルにさしかかった時、男の人に『お姫様抱っこ』された女の子が出て来た。ゾロゾロと赤い顔の男女が後に続いて、歩道一杯に広がってたむろする。
 多分近くの大学の学生だろう。女の子は完全に力が抜けて、腕がブラブラしていた。
「……酔っ払いか」
 女の子はスカートの中が丸見えだった。大っきなお尻とたくましい太腿。
 タイミングがいいのか悪いのか、あたしは集団に進路を阻まれた形で、彼女が車の後部座席に連れ込まれる様子を観察することになった。
「女の子を介抱する時はぁ、締め付けを緩めてぇ」
 別の酔っ払った女が彼女のスカートを捲り上げるのが見えた。
 車の中であっという間に下着を降ろされる女の子。
 力が抜けているから脚が最初から開き気味で、脚の間にクッキリとワレメが見える。
 恥毛はあまり濃くないようだ。あたしと同じくらい。
「ほらぁ、マンコだよ、マ・ン・コ。きゃはははっ」
 男子学生たちが「おおっ」と喜んで取り囲む。
 いい塩梅に車内に雑居ビルの照明が回り込んで、剥き出しの下半身が浮かび上がって見えた。
「やっちゃえばぁ? あたし押さえててあげるからさぁ」
 女の言葉に、数人が先を争って車に乗り込む。
 たちまち始まる裸毟り。
 人だかりの中に垣間見えるマンコ丸出しの女の子という構図は、カイボー現場に通じる眺めだった。
「嫌ぁ」と気の抜けた鼻声が聞こえた。
 車のドアが閉まる直前、あたしはブラジャーを外された女の子の乳房がボロリとこぼれる瞬間を目撃した。プルンと乳房が揺れて乳首を天井に向ける。
 あたしは酒臭い集団から抜け出して遠ざかっていく車を見送った。
「アレも輪姦になるのかな。抵抗するのは無理だろうけど」
 輪姦の定義って何なのだろう。抵抗する女の子を押さえつけること? それとも男が複数いること?
 真佐美さんや山下先生がやられたのは間違いなく輪姦だ。あたしがされたのはイタズラ。今の子はどうなんだろう。よく分からない。
 集団から離れてコンビニに向かう途中、あたしは無造作に道路に落ちているパンティを拾った。十メートルほど先にはブラジャーも。
「86のEね」
 先ほどの乳房の印象と一致する。
 拾ってしまった物は仕方ない。あたしはパンティとブラジャーをバッグに放り込んだ。
 今まさにあの子はマンコを拡げられている真っ最中。女がいたから、間違いなくクリトリスを剥き上げられる運命にある。もう剥かれてしまっているかも。
「ま、あたしがやられるわけじゃなし。どうでもいいか」
 やっぱりレイプづいている。そう思うけど、気にしてどうなるものでもない。
 ―― そしてコンビニで買ったのは、内容がどぎついことで有名な女性向け雑誌だった。
 表紙に踊るレイプの文字に気を引かれて中を覗いたのが運の尽き。コンパで飲み過ぎて知らぬ間に輪姦される女の子のお話らしい。朝目を覚ますと、知らない部屋で下半身裸だったって怖い内容なんだけど、買わずにいられなかった。
 あたし、変になりかけている。
 自覚はあるけどどうしようもない。
 モヤモヤした思いだけが募った。


 山下先生があの調子なので状況は悪くなる一方だった。被害報告だけがひたすら溜まっていく。
 そんな憂鬱なある日。風紀委員会の活動に割と熱心な2年の坂下という子がいて、あたしとしては頼りにしていたんだけど、急に顔を出さなくなってしまった。
 一年生の妹がJKクラブに嵌ってしまって困っている。彼女の口からそんな話を聞いたのはひと月ほど前だ。
 このパターンはもしかして。いや、きっとそうだ。あたしの女の勘が告げていた。
 坂下さんは輪姦されたのだ、と。
 そして放課後の教室であたしは見てしまった。
 坂下さんが真佐美さんにスカートの中に手を入れられているのを。
 施錠確認の見回り中のことだった。
「エッチな子ね、もうこんなに濡れちゃって」
 スカートの中で真佐美さんの手が忙しく動いており、坂下さんは顔を天井に向けてハァハァ喘いでいた。されるがままだ。降ろされた下着が足首に絡まっている。
 あたしは山下先生が職員室で同じことをされているのを目撃したことを思い出した。
「うふふ、あんなに妹さんの前でヒィヒィ叫んで抵抗したくせに。女ってクリトリス剥かれて弄られるとアウトでしょ? 沢山失禁しちゃったね」
「だ、だってぇ……」
 かぶりを振りながら坂下さんの脚が拡がっていく。
「お乳も揉んで欲しい?」
 坂下さんが頷く。真佐美さんが楽しそうにブラウスをはだけてペロンと乳房を露出させる。あたしよりも大っきくてちょっと悔しかった。
「はああっ」
 指先で両乳首を摘ままれた坂下さんが仰け反っていい声を上げた。
 やっぱりそう言うことか。坂下さんは妹の目の前で堕ちるまでクリトリスを弄くられたのだ。そしてイカされて意識朦朧のまま輪姦。あたしは脱力感に襲われた。
 真佐美さんが片手で乳首を弄びながら、スカートを捲り上げる。
 あたしの位置からも薄い恥毛の翳りがはっきりと認められた。
「また襲って欲しいよね」
 陰裂の内側に潜った指先が蠢く。ワレメの中程から、坂下さんのクリトリス亀頭が芽のように頭を出した。
 女のクリトリスって皮を被っていたり埋まり気味だったり、個人差があって剥くのは簡単じゃないはずなんだけど、本当にあっさりと剥かれてしまっていた。
 つまり真佐美さんの手にかかるのは初めてじゃないと言うこと。陰裂の内側に収まるクリトリス器官の形状を予め知っていて初めて当たりをつけることが可能なはず。
 多分、坂下さんが妹さんの前で輪姦された時に、真佐美さんの指でクリトリスを弄られたんじゃないかな。
「あああっ! あああっ!」
 廊下まで声を響かせて思い切り股を拡げる坂下さん。クリトリスの根元を真佐美さんにコリコリされているのだ。
 あたしはシャーッという音と共に、坂下さんのマンコから小水が噴き出すところを見てしまった。
 すごい勢いだ。放物線が離れた壁まで余裕で届いている。
「輪姦してぇ!」
 坂下さんが失禁しながら、もっとマンコを弄ってもらおうと腰を突き上げて叫ぶ。
「クリトリス、もっと弄って欲しいよね?」
「はぁぁぁぁっ」
 坂下さんは答える代わりに大きく拡げた脚をビクンビクンと震わせた。
「今夜も来てくれる? 妹さんと並べてクリトリス剥いてあげる。しっかり抵抗するんだよ?」
「剥いてぇ! 剥いてぇ!」
 何度も頷く坂下さん。
 完全に牝堕ちした姿だった。
 あたしは後ずさりして廊下を引き返した。

 誰も彼もクリトリス。真佐美さんから始まって山下先生、名前を知らない茶髪の子、坂下さん姉妹。
 みんな押さえつけられてクリトリスを弄られ、耐えられずに堕ちている。
 堕ちる前はごく普通の女性だったのに。
 もし、あたしが襲われてしまったら同じことになるのだろうか?
 あたしのワレメの中にもちゃんとクリトリスが収まっているのだ。
 何人もに押さえつけられてしまったらどんなに抵抗したところで無駄だ。必ずクリトリスを剥かれてしまうだろう。
 そして剥かれたクリトリスをネチネチと弄られてしまったら?
 あたしはイカされてしまう。断言出来る。
 イッているのに弄り続けられたら、もうどうしようもない。アウトだ。
 イキ続けて理性が飛んでしまうに違いない。それこそオシッコ噴き上げて、膣穴からお汁垂らして、ついでに乳汁も噴いて。女である以上それは避けられない。
「あたしも堕ちるのかな……」
 段々包囲網が狭まってきている気がした。
 逃げ切るのは難しいかも知れない。
 そんな予感がしたけど認めたくなかった。





<-前話   次話->