家に戻ったこずえが、スマホの動画を暗記するほど繰り返し再生した事は、言うまでもない。
おそらくあの子が襲われる姿を撮ったのは、自分が初めてではないか。そう思うと誇らしくてたまらなかった。
こずえは月曜になって登校すると、いの一番に聖南と静香の席に向かった。
「えっ、姫が襲われたの?」
「うそー」
聖南と静香は目を丸くして驚いてくれた。とても気分がいい。
「姫?」
「あ~……ええっと、ほらあの子って男子を従えてまるでお姫様みたいに振る舞ってるじゃん?」
「そ、そう。だからあたしたち、姫って呼んでるんだ。深い意味なんかないよ」
聖南たちは何故か、しどろもどろだった。
「ふぅん、まあいいや。現場撮ったから見るよね。連れ込まれてすぐに車が動いちゃったから、初っぱなの裸に剥かれるところしかないけど、マンコはバッチリ映ってるからさ。あとオシッコ噴いてるところも」
こずえが言うと、二人は大喜こびで乗ってきた。
「え、失禁しちゃったの?」
「うん。パンティ脱がされて、すぐに吉川純菜にクリトリスの皮剥きされちゃったんだよ」
「へぇ……ヒィヒィだったんじゃない?」
「もちろん。『ヒィヒィ』じゃなくて、『キィキィ』だったけどさ」
「うわー」
二人は何やら感極まった顔をしていた。
「あの子、生えてた?」
「ううん、ツルツルだった。スジマン」
「あー、やっぱり。そうだろうと思ってたけどさ」
「まあ、見れば分かるよ」と動画を再生して見せる。悲鳴が響くと他の女子が寄って来そうなので、ボリュームを絞った。
「え~と、泣きそうになるほど嬉しいものなのかなぁ……」
こずえが戸惑った声を上げる。
聖南と静香が、ヒン剥きにかけられるクイーンの姿を見つめながら、目を潤ませていたからである。
連中にいいようにイカされてしまった屈辱が忘れられないのは想像がつくが、大げさに過ぎる気がした。普通は「ざまぁみろ」と笑う場面ではないだろうか。
こずえはもちろん、聖南たちが襲われている現場を覗いていたことがバレては困るので、何食わぬ顔を通していたが。
「すごいじゃん! お宝だよ!」
遠ざかるワゴン車が画面から見えなくなると同時に、聖南に抱きしめられた。
「大手柄なんてものじゃないでしょ」
静香にもひっつかれた。
「そ、そう? たまたま居合わせただよ、たまたま」
大きな乳房と小振りな乳房を、左右からグイグイ押しつけられながら、こずえが謙遜する。ここまで喜んでもらえるとは思っていなかったので、ちょっとしたヒーロー気分だった。
こずえは二人にせがまれて動画を5回も再生した挙げ句、転送することを約束させられた。お返しに、二人が持っているエロ動画や画像の類いを貰える話になったので、こずえとしても大満足である。
その翌日、こずえはまた部活で遅くなった。
「久しぶりに覗いてみようかな」
折角なので、玄関横の『例の場所』に立ち寄ってみることにする。
そう都合良くカイボー現場に立ち会えるとも思えないが、最近はツイているみたいだから、確認する価値はあるだろう。
「ん、あれは……吉川純菜じゃん」
途中で校門を小走りに出ていく吉川純菜の姿を見かけた。誰かに追われているのか、しきりに後ろを振り返っている。
こずえは立ち止まって観察していたが、追っ手の姿は見えなかった。
「聖南が吉川純菜の襲われ現場もあるかもとか言ってたっけ。ぷぷ、楽しみだなぁ」
「……ちぇ、外れかぁ」
玄関横の小部屋は静まり返っていた。
まあ、仕方ない。大人しく帰ろう。
口を尖らせて下駄箱に向かう。
すると、階段を下りてきたクイーンと出くわした。
ぎょっとするこずえだったが、素知らぬ風を装う。
「あれ?」
こずえの顔を見たクイーンが立ち止まった。ビビりつつ振り返ると、顎に手を当てて考え込んでいる。
ヤバい。こずえはあの時、クイーンに顔を見られているのだ。
「ねえ、先輩」
クイーンが目の前に回って見つめてきた。
「な、何?」
「あ~、やっぱり」
「は?」
「とぼけちゃって。こんなに早く見つけられるとは思ってなかったよ」
バレた?
これは本格的にヤバい。
こずえは回れ右して逃げ出した。
「捕まえて!」
クイーンが叫ぶ。
「ひぃっ!」
こずえは上履きのまま玄関から外に飛び出そうとしたのだが、その前に下駄箱の陰から手下の男が現れて向かってきた。聖南に『一番槍』を突き刺した男だ。
組み付かれる寸前で身を翻し、階段を駆け上る。
ブラウスを掴まれて間一髪で振りほどいたので、ボタンがみんな弾けてしまった。
しかし、露わになったブラジャーを隠しているゆとりなんかない。捕まったら最後、聖南や静香と同じ目に遭うのだ。
バタバタバタッ!
二年生の教室が並ぶ廊下を全力疾走する。八十五センチオーバーの乳房がブラジャーの下で跳ね踊った。
「ひぃぃぃぃっ!」
背後から追いすがる男たちの足音が聞こえる。じきに乳房がブラから飛び出してしまったが、それどころではない。
突き当たりの階段を無我夢中で駆け下り、体育館に通じる十字路を左に折れた。手前の柱の後ろには、撮影機材を手にした聖南と静香が立っていたが、こずえは気付くことなく乳房を踊らせながら走り去った。
「……今の、こずえだったよね」
「う、うん」
「なんであの子が追われてるわけ? 吉川純菜に仕返しの仕返しするって話じゃなかったっけ?」
「さあ……」
聖南と静香はキツネにつままれたような面持ちで、こずえの後ろ姿を見送った。
「うん、作戦変更。吉川先輩には逃げられちゃった」
玄関ではクイーンが一人佇んで、スマホを耳に当てていた。
男たちがこずえを捕まえて来るのを待っているのだ。
「え、同級生? あ~、あの時捕まえそこなった人だったんだ」
クイーンが楽しそうに「それはラッキー」と笑う。
「顔バレしたらまずい? 分かった、頭に袋被せとく。撮影よろしくね、センパイ方」
そこへ、とうとうとっ捕まったこずえが運ばれてきた。
脇の下と足首を抱えられたムッチリと肉付きのいい女体が、往生際悪くもがいている。
こずえは乳房をしまう機会がなかったらしく、前がはだけて乳房が両方ともボロンとこぼれていた。スカートも丸捲れだ。ボリュームたっぷりの乳房がゆさゆさ揺れて、大層いい眺めである。
「……あの後で、あたしは腰が抜けるまでクリトリス弄られちゃったんだよ? どうしてくれるんですか、センパイ?」
クイーンがこずえの耳元で囁いて、乳房を鷲づかみに捏ねた。
「失禁するところバッチリ観察されたし、イカされて記憶飛んじゃうし、散々だったんですよ? 予定が狂っちゃったじゃないですか。センパイ、 ひょっとしてあたしが襲われるところ見てました?」
そしてこずえの返事を待たずに「でかい乳しちゃって」と、乳首を摘まみ上げてタプタプ揺さぶる。言いがかりもいいところだ。
「ひぃぃぃぃっ!」
「どこかで乳出ししてやったの?」
「うんにゃ。走り回ってるうちに勝手にこうなってたんだよ」
男子がヘラヘラ笑う。
「あ~、ブラから飛び出しちゃったのか。この大きさならそうなるよね」
「触らないでぇっっっ!」
しつこい乳房揺らしにこずえが抗議するが、輪をかけて乳首を摘まみ上げられただけだった。
「これから腰抜けるほどイカせてあげるね」
「イヤーッ!」
「頑張って抵抗して。ふふふっ」
クイーンがこずえの頭にスッポリと麻袋を被せた。指先を下駄箱裏の『例の場所』に向けて、くすりと笑う。
そこへ聖南と静香が合流した。
聖南がビデオカメラを、静香は高そうな一眼レフを手にしている。
「これならバレないでしょ」
クイーンの言葉に二人が緊張気味に頷く。やはり毎日顔を合わせる同級生相手に、裏切りがバレるのはまずいのだろう。
「このセンパイがイキ堕ちしたら外すけどね。そうなった女はどうせ何も見えていないから、心配いらないと思う。それでいいよね?」
二人は今度ははっきりと頷いた。
「やめてぇぇぇぇっ!」
突然袋を被せられて視界を奪われたこずえは、たちまちパニックに陥った。
どこから手が伸びてくるのか、自分がどんな状態にあるのか、何も見えない。
男たちはこずえの身体を窓際 ―― それは奇しくも聖南が輪姦されたスペースであった ―― に降ろした。
しっちゃかめっちゃかに手足を振り回し、乳房がプルンプルン揺れる姿に、一年坊主たちの失笑が漏れる。
こずえの下半身は、太腿が太く尻も大きかった。太腿はどちらかと言うと筋肉質。ウェストが締まっているので太めには見えないが、将来お肉がつき始めると一気に体型が変わってしまいそうな危うさがある。しかし現状では、ナイスプロポーションのムチムチ娘には違いなかった。
「どんなマンコしてるかな~」
クイーンが脚の間の『定位置』に腰を下ろして、こずえのスカートを腰の上まで捲り上げた。
「食い込んじゃってすごいね。ワレメ長そう」
「ひぃぃぃっ!」
クイーンの指先に下着の食い込みに沿ってなぞられ、こずえが悲鳴を張り上げる。
「あひっ! いやぁぁぁぁっ!」
しかも腕を押さえた男子たちに、両乳房を揉まれながらのおまけ付きだ。
クイーンはいつも、捕まえた女のマンコを最初に露出させる。
こずえもそのようにして下着をズルリと太腿まで下ろされ、いきなり下半身が涼しくなった。乳房はすでに丸出しで、乳首が両方とも天井を向いていたが、あくまでたまたまである。
「やっぱりスジマンだね。やたらワレメ長くて目立ってるし」
「いやぁぁぁぁっ!」
袋越しにフラッシュの光がチカチカ光るのが分かった。
静香が早速カメラのレンズを寄せて、露出したマンコを撮りまくっているのだ。もちろん聖南もしっかりとビデオカメラを向けて、一部始終を記録していた。
「ひぃぃぃっ! 見ないでっ!」
太腿をよじって隠そうとするが、腰を押さえられて正面を向かされてしまう。
「マン毛薄いねぇ、センパイ。これなら、中学を卒業するまでツルッパゲだったでしょ?」
「恥ずかしいっ! ひぃぃぃっ!」
でかいマンコだった。深さのある、くっきりと目立つマンコだった。静香と同系統だが、こずえの方が一回りは大きくて長さがあった。
「見てやりなよ、このワレメ女」
クイーンを始め、男子たちや聖南と静香にもまじまじとマンコを鑑賞されてしまう。そして、こずえ本人にはそれが分からない。しかし女の本能で恥部に視線を感じるようで、必死に抵抗を続けていた。
聖南と静香の顔に、罪悪感のようなものはまるで感じられない。ムチムチの同級生女子がどんなマンコをしているのか、どんな乳房をしているのか、どんな悲鳴を上げるのか、興味津々なのだ。自分が襲われたのだから他の女も。ひたすらに女の行動原理に忠実であった。
静香が聖南に何やら耳打ちして笑う。マンコの品評でもしているのだろう。聖南が頷いて、こずえの捏ねまくられる乳房を指さして囁き返すと、静香がレンズを向けてフラッシュを浴びせまくった。
高校三年生までカイボーされることなく過ごしてきたラッキー娘のこずえも、とうとう年貢の納め時が来たようだ。ムチムチ体型女子はタダでさえターゲットにされやすいものである。一度も襲われずにいられたこと自体が奇跡なのだ。
「ひぃぃぃぃっ!」
視界を奪われたこずえは半狂乱の体だ。
間断なく乳房を捏ねられ、晒されたマンコを正面からクイーンと同級生二人に観賞され、しっちゃかめっちゃかに手脚を振り回す。
しかも男子二人に両腕バンザイで押さえられているせいで、どう足掻いても脱出は不可能に見えた。
「タケ、舐めてみる?」
クイーンが小柄な眼鏡男子を振り返った。
「い、いいのか?」
「ここしばらくクリ剥きから始めてるから、ちょっと趣向を変えてみようかなと思って」
この辺にクリトリスがあるはずだから狙ってと、ワレメの上端からやや下がった位置を指差してみせる。
「ま、任せてくれ」
タケと呼ばれた男子が、嬉しそうにこずえの暴れる下半身ににじり寄る。そして数回蹴飛ばされつつも脚の間に潜り込むと、一気に顔の半分ほどもあるでかいマンコにむしゃぶりついた。
「ひ……ひっ、ひぃぃぃぃっ!」
仰天したこずえが金切り声を上げる。
クイーンたちが見守る中、タケの鼻先がズブズブと陰裂に『埋まった』。めり込んだと言った方がいいかもしれない。こずえのマンコは大陰唇がぽってりと肉厚で、陰裂が深いのだ。
「イヤァァァァァッ!」
こずえは乳房を捏ねられ続けていたが、それどころではなくなったようである。太腿が激しく乱れ、タケの顔面を締め付けた。
「早くクリトリス探しなって」
こずえの反応から、まだタケの舌先がクリトリスに到達していないと見抜いたクイーンが、クスクス笑う。
「もがっ」
タケの鼻先が、陰裂の内側でクリトリスの位置を探りながら、上に下にと動き回った。
「お前、教育実習生を襲った時も焦ってクリに吸い付いて、思い切り失禁浴びただろうが。気をつけろよ?」
「もがっ」
別の男子の忠告も、タケの耳には届いているのか怪しかった。
「もうちょい上だと思うよ?」
クイーンが指先で陰裂の頭を引っ掛けて引き伸ばした。女性器はそうされると、クリトリス包皮がめくれてしまう構造になっているのだ。
こずえの長い陰裂がムニョーと伸びて、すごい眺めになった。まるでワレメお化けだ。
「でっかいマンコ」
クイーンの呆れたような声に男子たちの笑いが重なった。
聖南と静香の両名も、至近距離でこずえの引き伸ばされた陰裂を目にして、堪えきれずに笑っている。
こずえの深い陰裂はこれだけ引き伸ばされてもクリトリス器官が露出することなく、わずかにサヤの一部が覗くにとどまっていた。タケの鼻先の横で見え隠れしているピンク色の部分が、クリ豆本体であろう。つまり、タケの舌先は小陰唇の輪の内側あたりを探っていたのである。
「タケったら女のクリトリスも満足に探せないの?」
クイーンが呆れ顔で指先で陰裂の上の方を押し拡げた。
「何人襲われる女を見てきたのよ。ほら、これでしょ。分かる?」
露わになる太目のクリサヤ。
こずえのクリトリスは、クイーンの狙い通りにワレメの内側でツルンと綺麗に剥けていた。楕円形で中々に立派なクリ豆だ。聖南のクリトリスよりも明らかに大粒だ。
「やめてぇぇぇぇっ! あひぃぃぃぃっ!」
視界を奪われていたって、マンコを開かれたら内側が涼しくなるので、何をされたのかくらい想像がつく。
焦ったこずえが太腿を閉じようとするが、脚の間にタケに入られているせいで動けない。そもそも腰を押さえられてしまうと、どうバタついたところでマンコの位置は変わらないのだ。
暴れる女体の右側には、こずえが聖南たちの襲われ現場を覗き見した窓があって、夕暮れの残光が差し込んでいた。こずえにとって幸いなことに、窓の向こうに第二のラッキーガールの姿は見えなかった。もし覗かれたら、聖南とこずえの女体がそっくり入れ替わった状態で、すべてが丸見えだっただろう。
「くひぃぃぃぃぃっ!」
突然こずえの脚が左右に大きく拡がって突っ張った。
ついにタケにクリトリスに吸い付かれたのだ。しかも剥けクリ直撃。
「きぃぃぃぃっ! くきぃぃぃぃぃっ!」
我慢も何もなかった。目から火花が散って勝手に脚が拡がり、小水が噴き出す。
「ぷはぁっ?」
いきなり顔面に失禁の直撃を食らったタケが、裏返った悲鳴を上げて尻餅をついた。
「わははははっ。お前、学習能力ないのかよ」
「ふふっ、タケらしいんじゃないの」
クイーンは笑いつつも、こずえの陰裂を引き延ばした指先を、離さい。だからこずえは、長い長いワレメのど真ん中から小水を噴く様子を、連中の前に晒されることとなった。
シャーッと大きな失禁音が響く。
腰の脇では聖南と静香が、容赦なくレンズをこずえのマンコに向けながら、何か囁き合っていた。
「スプリンクラーみたいだね」
クイーンがこずえの有様を見つめながら笑う。
スジマン娘の宿命で、こずえの小水は大陰唇に当って幾筋かに分かれて陰裂から噴き出していたのである。それは潰れたホースから水があふれる有様によく似ていた。
「もっと股広げてやれば落ち着くかもよ」
クイーンの一言で失禁真っ最中の両脚がこじ開けられる。
「ひぃぃぃっ!」
「はいはい、暴れない暴れない」
抵抗を試みるこずえだが、男子二人の手であっさりと大股開きにされてしまった。
「ほらね」
股がある角度より拡がると、乱れていた放物線がひとつにまとまって遠くまで伸びた。
スジマン娘でも大股開きにされてしまうと、ピタリと合わさった陰裂もつられて開くことになる。こずえは陰裂の内側に収まった小陰唇とクリトリス器官一式をわずかに覗かせる程度だったが、それでも尿道口周りの小陰唇が少し開いたおかげで、放物線が安定したのである。
シャァァァァッ! 失禁音が更に大きく響く。
「スジマン娘を失禁させるときは大股開きね。タケ、覚えといて」
クイーンが得意げだった。
大抵の女は、自力で失禁を止めることが出来ない。
聖南と静香がそうだったし、ハイエースされたクイーンもまたシャーシャー失禁しながらもがくしかなかったのである。そしてこずえも例外ではなかった。
「ひぃぃぃっ! 見ないでぇぇぇっ!」
頭に袋を被されていても、失禁したことくらい自覚できるものだ。
スジマンから小水が噴き出す様子を晒され、覗き込まれながらジタバタ抵抗するこずえだが、当然動くこともままならない。
「いい格好ね、先輩」
「見ないでぇぇぇっ!」
もちろん乳房を捏ねられながら失禁する一部始終は、ビデオカメラと写真にバッチリと撮られている。アダルトビデオもかくやの有様だ。誰もがスマホを持つ時代になり、カイボーにせよ輪姦にせよ、現場を撮られるのが当たり前なのだ。
「ご開帳行くよ~」
クイーンの指先がこずえの陰裂をぐいっと押し広げた。手下共が一斉に頭を寄せてマンコの中身を覗き込む。こずえ本人は抵抗に必死でマンコを開かれたことに気付いていないようだ。
男共の視線は主に好奇心であり、同性の視線は品評のそれだった。
聖南がいち早く小水を噴き上げる尿道口にビデオカメラを寄せる。一呼吸遅れて静香がカメラのフラッシュを浴びせた。
こずえは小陰唇が小ぶりなせいか、剥き出しになった『女一式』は行儀良くまとまった印象だった。文句なしの『美マン』であろう。
「しっかり見てやって」
クイーンが男子たちがこずえのマンコを鑑賞する様子を眺めて得意げだった。
「ワレメ深いよね~。このタイプの子ってトイレで苦労するんだよね。しっかり股広げないと変な方向に飛ぶからさ」
クスクスと笑いを漏らしたのは聖南だ。静香は身に覚えがあるのか、頬を赤くしていた。
「クリサヤ太いじゃん。恒例の豆剥きと行きますか」
失禁が一段落すると同時に、クイーンがクリ皮をめくりにかかった。クイーンの手にかかって、クリトリスを剥かれずに済んだ女はただ一人としていないのだ。
「くひっ! きぃぃぃぃっ!」
何をされようとしているのか察知したこずえの太腿が猛烈に暴れる。
「はいはい。押さえて押さえて」
「嫌ぁぁぁぁぁっ!」
「センパイ、しっかり抵抗しないとクリトリス剥かれちゃうよ~」
「ひぃぃぃっ! ひぃぃぃっ!」
残尿を噴きながら金切り声を張り上げるこずえだが、やはり男子たちに押さえ込まれてしまっては逃れることはかなわなかった。
「うきぃぃぃぃっ! きぃぃぃぃっ! ひぃぃぃっ!」
クイーン指先が、こずえのクリトリス器官をサヤごと摘まんで持ち上げた。早くもクリ豆が包皮の内側から頭を覗かせる。
そのままガクガクと跳ねる腰を押さえられ、乳房を捏ねられたまま、ツルンとクリトリス包皮が裏返された。一瞬の早業だ。皮の中から掘り起こされ、クイーンの指の間に現れたクリトリス亀頭に、静香が立て続けにフラッシュを浴びせる。
「立派なお豆じゃん」
男子たちに先立って、女性陣がこずえの股間に頭を寄せて鑑賞する。女のクリトリスは股を開かせて陰裂を広げ、さらに包皮を剥かないと見ることが出来ないので、同性であっても間近に見る機会は少ないのだ。こういう事でもなければ。
「きぃぃぃぃっ! ひぃぃぃっ!」
クリトリスを完璧に剥き上げられたこずえの太腿が、仰向けに裏返されたカエルみたいに、ピクピクと痙攣するように動いた。
一部の女子はクリトリスを剥かれると、このように股が勝手に拡がって閉じられなくなってしまう。こずえはこんな目に遭ったことがないので、自覚はないけどそのタイプなのだった。
頭に被せられた袋の下で表情は焦りに歪んでいたが、どう頑張っても股を閉じることが出来ない。身体が言うことを聞いてくれないのだ。
「簡単にクリ剥かれちゃって。吉川純菜センパイも股を閉じられなくなっちゃう女だったよね。クリを剥いた後はイタズラし放題でさ」
クイーンがクリサヤをめくって押さえたまま馬鹿にしたようにニヤつく。
「レディースとか言って突っ張っていたって、所詮はただの女だよ。オシッコ三メートルも噴いちゃってさ。クスクス」
その吉川純菜にしっかり仕返しされて、クリトリスを剥き上げられて失禁させられた屈辱は棚上げにすることにしたらしい。
「さ、見てやって」
女性陣が場所を譲ると、男共が裏スジまで晒されたこずえのクリトリスを鑑賞した。こずえは悲鳴こそけたたましいが、股を大きく拡げて「しっかり見てください」と言わんばかりの体勢に固まって動けない。
静香がマンコの向こうで捏ねられている乳房に何度かシャッターを切った。ヒン剥かれ直後から揉まれ通しの上にクリトリスを剥かれるに至って、乳首がピーンと勃っているのを見つけたのである。
こずえはクリトリスも立派だが、乳首もしっかりと天井を仰いで並び、女子高生にしては見事だった。
「乳汁を噴かせてあげるよ、センパイ」
クイーンがその乳首を片方ずつ指先でピーンと弾いた。
「あひっ! あひっ! くひぃぃぃっ!」
人気のない廊下にこずえの悲鳴がこだまする。
悲鳴の発生源の中心では、人だかりに埋もれた形でがっちりと両手両脚を押さえつけられ、クリトリスの裏スジくすぐりを食らう女体がもがいていた。暴れようと力を込めつつ、時折ビクンと身体が痙攣するように反応する。
クイーン十八番の生クリくすぐりだった。
捕まった女は必ずこれをやられる。これに耐え切った女などただの一人として存在しなかった。聖南しかり、静香しかり、吉川純菜しかり。我慢の限界を超えた後に待っているのはメス堕ちなのだった。
「あひぃぃぃぃっ! きぃぃぃぃっ!」
コチョコチョ。コチョコチョ。
くすぐられるこずえのクリトリス亀頭が生き物のように動く。それは完全に勃起して、普段の二倍以上に膨らんでいた。尿道口が魚の口みたいに開いたり閉じたり。しかし膀胱はすでに空っぽで空失禁するばかりだ。
「いひぃぃぃぃっ! ひぃぃぃっ!」
男子生徒の一人がこずえの頭に被せられた袋の中を覗き込んで、「すげえ顔してるぜ」と笑った。すかさず静香がカメラを寄せてシャッターを切る。
「目の焦点合ってる?」
「何とか耐えてるって感じだな。でも、こっちの顔は認識できてないと思うぜ」
「クスクス。じゃあ、もっとくすぐってあげなくちゃね」
両脇から絞り上げるように捏ねられる乳房の先っぽには尖った乳首。時折乳首もついでに摘ままれていたが、まだ乳汁が滲む気配はない。
イカされる。イカされてしまう。
猛烈な快感に抗いつつ、こずえは必死で理性を手放すまいと耐えていた。
年下の同性に嬲られる悔しさとか、女性器を見られる恥ずかしさとか、そんな事は気にする余裕もなくなってしまった。これだけしつこく乳房を捏ねまくられているというのに、自覚する事すら出来ない。
一瞬でも気を抜いたらそれで終わり。快感の波に飲み込まれてメスになってしまう。それが分かっているから、こずえは耐えに耐えた。
「イッちゃえ~」
クイーンの指先が、触れられたくない部分ばかり狙い撃ちにくすぐってくる。クリトリスの裏スジ周りの深くなっている辺りと、クリトリス亀頭側面の根元に近い部分。包皮とクリトリスの接合部。そして小陰唇付け根の外周部。それらは何れもこずえの性感スポットだった。
「あひぃぃぃぃっ! あひぃぃぃぃっ!」
「センパイ、穴濡れてきたね。もっと気持ちよくして欲しいのかな~」
「ひぃぃぃっ! ひぃぃぃっ!」
女がクリトリスを弄られているのだ。そりゃお汁くらい出すだろう。
しかしこずえは自分の悲鳴がうるさくて、何を言われたのか聞き取る事が出来なかった。
「センパイってクリ大っきいよね~」
「いひぃぃぃぃっ! あひぃぃぃぃっ!」
「こんなにクリトリス勃起させちゃって。エッチな女」
「ひぃぃぃっ! ああっ、あああっ!」
「あ~ん、イカされちゃう~」
こずえが無我夢中で腰を突き上げてくれるので、クイーンは目の前に差し出されたマンコを、好き放題に弄るだけ。楽なものだ。右手でクリトリスをくすぐりつつ、気分次第で左手をあちこちに伸ばす。膣穴に指を入れて湿り具合を確認したり、尿道口も一緒にくすぐってみたり、陰裂を思い切り引き延ばしてクリトリス器官を起こしてみたり。
「あひぃぃぃぃっ! あああっ!」
「イッちゃえ~」
「あああああああっ!」
襲ってくる快感の波の周期がどんどん短くなっていく。
もう何が何だか分からなかった。
イカされる。イカされる。
最近は聖南と静香が襲われている現場を覗いたり、クイーンがハイエースされる場面に居合わせたりとラッキー続きだったのに、まさか自分が襲われる羽目になろうとは。
「イッちゃえ~」
「ひぃぃぃっ! ひぃぃぃっ!」
クリトリスから脳髄に直接回路がつながっているかのごとき猛烈な快感が間断なく押し寄せる。
「いひぃぃぃぃっ!」
必死の思いで腰をガクガク振り立ててみるが、クリトリスをくすぐる指先は離れてくれない。
「あひぃっ!」
乳首にツンと快感が走った。誰かに摘まみ上げて転がされたようだ。
「センパイ、乳汁出そうになってますよ? やらしいなぁ」
からかわれてもこずえには何も聞こえていなかった。
ヤバい。イカされる。イカされる。
そして、いつの間にか窓の外には暴行現場を覗き込む女生徒が二人。これだけ悲鳴を響かせていれば、外まで漏れても不思議はないだろう。しかもその二人はこずえの部活の後輩たちだった。丁度こずえが聖南たちが襲われる現場を出歯亀した時と同じ状況だ。
ただこずえにとって幸いな事に、袋を被せられているせいでマンコは見られても、誰が襲われているのかまでは判別できないはずであった。
こずえの乳房を捏ねている男子がチラと窓の外に目を向けたが、気にする様子はなかった。見るなら勝手にどうぞ、というスタンスのようだ。輪姦現場でもカイボー現場でも、野次馬はつきものである。いちいち追っ払うのも手間だし、襲っている側は野次馬がいたところで何も困らないのだ。
ラッキーな後輩たちは興奮した面持ちで、それぞれスマホを向けていた。角度的に、こずえがマンコを『料理』されている様子が丸見えだろう。この時間は校舎内の方が天井の照明のおかげで明るいのだ。
「いひぃぃぃぃっ!」
こずえの尿道口が開きっぱなしになってきた。
クイーンが「そろそろ限界かな~」と嘯きつつ、陰裂から直立する勢いで勃起したクリトリスをくすぐり続ける。
「きぃぃぃぃっ!」
ビクンビクン。むっちりと太い太腿に痙攣が走った。押さえつけられた腰が、クイーンの頭の位置よりも高くせり上がる。膣穴付近が遮るものなしで露わになり、白っぽい淫汁がとろりと溢れ出ている事が確認できた。上半身の男子がここぞとばかりに乳房を餅のごとく捏ね上げる。
「ふふっ。イッてる、イッてる」
こずえの肌に赤みが差したのを見届けたクイーンが笑った。しかし指先は休めない。
襲われる側にとって恐ろしい事に、クイーンは女を『イキっぱ』にさせるのを得意にしているのだ。
「乳も出始めたぜ」
乳房捏ね担当の男子が得意げに報告した。
彼が言う通りこずえの乳首からは乳汁が一筋、白い乳房に流れていた。
まだ女子高生なので、経産婦みたいに乳汁スプリンクラーになることはない。襲われた経産婦は、乳房が真っ白に濡れるほど乳汁を噴く事も珍しくないのだが。
クイーン一味の活動半径は校外にまで及ぶのだ。手にかけた女は、むしろ教師に咎められる心配のない校外の方が、割合が高いくらいだろう。発育のいい小学6年生くらいから、三十手前のお姉さんまで。連中の守備範囲はとても広い。
そのまま五分ばかり経過した。つまりこずえはずっとクリトリスの裏スジくすぐりを食らい通しというわけだ。
「ひぃっ! ひぃっ! ひぃっ! ひぃっ!」
イッているのにクリトリス弄りを止めてもらえない。
発狂しそうな快感の中、こずえの理性はどこかに吹っ飛んでしまったようだ。
イッた直後は言葉にならぬ悲鳴をまき散らせていたが、今は「ひぃ」としか言わない。
どれだけ乳房を捏ねられようと乳首を摘ままれようと、両腕をバンザイの体勢に伸ばして胸郭を反らせ、嫌がる素振りすらなかった。
押さえつける手が空いた男子がこずえの陰裂を限界まで拡げて『女』を晒して喜んでいたが、それも認識できていないようだ。
「ひぃっ! ひぃっ! ひぃっ! ひぃっ!」
それでもクイーンの裏スジくすぐりは続く。
「あ~あ、お汁垂れ流し」
勃起したクリトリスが面白いようにヒクヒク動く。まるで「もっと気持ちよくして」とおねだりしているかのようだ。
膣穴から溢れる淫汁は、もはやとどまるところを知らなかった。いくらでもにじみ出しては尻の割れ目を伝って床に垂れ落ちる。
「そろそろ袋を外してもいいんじゃない?」
「もう十分だろ」
乳捏ね男が初めてこずえの乳房から手を離して、頭に被せられた麻袋をめくった。
自由を得た大きな乳房が、ゆらゆらとダンスを踊り始める。
こずえの乳揺れは聖南や静香よりも、はるかに動きが派手だった。イカされるこずえが間断なく胸をローリングさせるように悶え狂っていたからである。乳首がピーンと勃っているせいで、あまり女子高生には見えなかった。
「どう? アヘッてる?」
「ハハッ、すげえ顔してイッてるぜ」
みんなでどれどれとこずえのアヘ顔を鑑賞する。クイーンはその際もクリトリスに伸ばした指を止める事なく、中腰の体勢に身を起こして顔を覗き込んだ。
「ぷぷぷっ。すごい顔」
思わずクイーンが噴き出すほど、こずえのイキ顔は激しかった。
「結構可愛い顔してたはずだけど、コレじゃ思い出せねぇ」
「ヨダレ鼻水涙、全部垂らしてるじゃん」
「目開けてるのに焦点合ってないな」
「メス逝きしてるからだろ」
聖南と静香が、クイーンの後ろからカメラのレンズを差し出していた。まあ、同級生に裏切りがバレたらタダでは済まないだろうし、用心するのも当然だろう。
「大丈夫だよ、完璧に理性飛んでるから」
クイーンに言われてようやく間近にこずえのアヘ顔を鑑賞する。
「クスクス」
「クスクス」
二人の口元がにんまりと緩んだ。
本来は半月前に見るはずだったこずえのアヘ顔だ。予定がずれ込んでしまったけど、結果オーライである。
こずえは裏切り者にアヘ顔を鑑賞されるという屈辱を味わいながら、何も見えていない事は明らかだった。ひたすらに「ヒィヒィ」と息を吐きながら、イキ続けるばかり。
また、窓の外の出歯亀女子たちは、襲われているのがこずえだとは気付いていない様子だった。顔が何とか見える位置取りのはずだが、ここまでのアヘ顔では見分けが付かないのだろう。家に帰ってスマホの動画をチェックして、ようやく先輩が襲われる現場に居合わせた幸運に気付くかも知れない。
「女の子しちゃって」
聖南がこずえの揺れる乳房を追い掛けて、乳首を摘まみ上げて笑った。静香がレンズを向けると、乳房を乳首吊りにしてタプタプ揺らしながらVサインを決める。続いて聖南と静香が交代して、また乳首吊りでVサイン。
「ひぃっ! ひぃっ! ひぃっ! ひぃっ!」
こずえは同級生の指に両乳首を吊られても、仰け反って悶え続けるばかり。目の前にある二人の顔すら判別できないほどのメス堕ちぶりであった。
壁にもたれたクイーンが見守る前で、こずえが輪姦されている。
あれから悶絶寸前までクリトリスをくすぐり続けられた挙げ句に、「お待たせ。やっちゃって」と男子たちに払い下げられたのだ。
こずえ本人はまだ正気を取り戻しておらず、ズコバコ突きまくられても、抵抗するどころか嬌声を張り上げる始末だった。
犯されている事実に気付いていないのだろう。
連中は彼らなりの倫理観を持っているらしく、みなコンドームを装着していた。輪姦も安心、安全が第一である。
「ふふっ、いい獲物だったわ」
腰を振る男子の尻越しに、こずえの大きな乳房が波打つ様子が見えていた。テカって見えるのは照明の加減ではなく、乳汁で濡れているせいだ。
一人が射精すると次の男子が早く代われとせき立てる。
男子の身体が離れた際に、クイーンがこずえの股間に目をやると、くすぐりまくられたクリトリスが勃起した状態のまま、陰裂からピコンと飛び出したまま戻っていなかった。
男子たちの後ろから、聖南と静香が犯されるこずえにレンズを向けている。
二人とも前屈みの体勢でカメラを構えていたので、クイーンの位置からスカートの中が丸見えだった。そろって膣穴を中心にシミが拡がって、陰裂が透けている。
「あたしも濡れちゃったみたい……」
クイーンはこっそりとスカートの中に手を入れて、陰裂にがっちりと食い込んだ下着を引っ張って直すのだった。
その夜、こずえは学校に泊まる羽目になった。
意識が戻ったのは日付が変わる頃だったが、腰が抜けて立ち上がれなかったのである。
着衣が乱れきった姿のまま。乳房もマンコも丸出しで大の字。
ただ、身体は壁際に移動させられており、あらゆるお汁が飛び散って濡れた床も、綺麗に掃除されていた。
ちなみに裸で大の字には理由がある。
クリトリスが勃起したままでは脚を閉じさせると圧迫されて却ってきついのだ。乳首も勃っているのでブラを着けると擦れてしまう。
悶絶後のアフターケアも含めて、クイーン一味は手慣れていると言えた。
「うう……やられたぁ……」
こずえは仕方ないので、仰向けで大人しくしているしかなかった。
呼吸に合わせて丸出しの乳房が緩慢に揺れるのが情けない。クリトリスと乳首がトクントクンと脈打って、まだ快感の余韻を味わっているかのようだった。
「高三まで襲われずに済んだのは、単に運が良かっただけなんだ……」
薄暗い照明を見上げて考える。
「この先も、こういう事があるんだろうな」
他の女のこういう姿を見るのは大好物だ。でも自分だけは襲われたくない。しかし、先の事は誰も分からないのだ。そんな都合の良い我が儘が通るはずもない。
「やられるより、やる側の方が絶対にいいよね」
そう思うと、何となく看護学校に進もうかなと考えていた程度の将来像が、俄然現実味を帯びてきた。
「あたしの学力でやる側になれそうな仕事は、医者なんて無理だからナースか女教師しかないし。新人女教師には輪姦が付き物って聞くし」
ナースだって先輩の罠に嵌められたり、夜勤の見回り中に襲われたりと安全とは言いがたいが、大勢の患者を相手にする分だけ目にする女性器の絶対数が違う。女教師には身体検査の立ち会いという特権があるにしても、年に一度の機会しかない。
「……中学生くらいの男の子を射精させてやるのも面白そうだよね」
何回かは襲われる不運を味わう羽目になったとしても、患者の数の方が圧倒的に多いのだ。差し引きでお得であることは間違いないはず。
自分でも不純な動機だとは思うが、役得目当てだって別にいいではないか。
くくく、と笑うと乳首が勃った乳房が波打つように揺れた。
「よし。明日から猛勉強しよう」
進路指導教師は、現状は合格ギリギリと言っていた。だったらしっかりと対策すればいい。
襲われたその夜が、佐和山こずえが本気でナースを目指そうと決心した記念日となった。
完
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